
横浜高台英役館之全図
作者名広重(Ⅱ代)
時期慶応3年頃(Circa 1867)
- イギリスの公使館は最初品川御殿山に着工したが、浪士の焼打ちに会い焼失したので、山手居留地(現在の山手町)120番地に幕府の費用によって慶応3年9月、絵にあるような英国公使館が完成した。アメリカ人ビジンが設計し、高島嘉右衛門が請負ったという。
- 公使館の前を笛、太鼓を鳴らしながら、軍楽隊を先頭に、剣つき鉄砲を持って行進するのは、赤隊と呼ばれた英国居留軍である。
- 赤隊は、居留民の慰安のため、一日一度は屯営からおりてきて、行進しながらマーチを演奏した。